賃貸不動産経営管理士 過去問
令和7年度(2025年)
問49 (管理実務 問10)
問題文
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問題
賃貸不動産経営管理士試験 令和7年度(2025年) 問49(管理実務 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
- 飲用給湯方式は、ガスや電気を熱源とする貯湯式給湯機を必要箇所に個別に設置する方式である。
- 中央(セントラル)給湯方式は、熱源機器、貯湯タンク、循環ポンプを設け、建物各所へ供給する方式である。
- 瞬間式給湯機は、給湯機内の熱交換器に通水し、ガスバーナーで加熱することによって機器に取り込んだ水を直ちに湯として供給する構造となっている。
- ヒートポンプ給湯機は、電気と同時に発生する熱を回収し、給湯に利用するシステムである。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、給湯設備の種類と仕組みに関する基本知識を問う問題です。
賃貸住宅管理では、個別給湯方式、セントラル給湯方式、瞬間式給湯機、ヒートポンプ給湯機などの特徴を理解しておくことが重要です。
設備問題では、「どのようにお湯を作るか」をイメージすると解きやすくなります。
ここでいう「飲用給湯方式」は、一般に各住戸・各箇所に個別給湯機を設置する方式を指します。ガスや電気を利用した貯湯式給湯機を個別設置する説明として適切です。
セントラル給湯方式は、ボイラー等の熱源、貯湯タンク、循環設備を用いて、建物全体へ給湯する方式です。ホテルや大型マンション等で採用されます。
瞬間式給湯機は、使用時に瞬時加熱して給湯する方式です。現在の一般家庭で多く利用されています。
これは「コージェネレーションシステム」の説明に近い内容です。
ヒートポンプ給湯機は、空気中の熱を取り込み、圧縮して高温化し給湯に利用する方式です。
代表例は「エコキュート」です。
セントラル給湯は建物全体供給されます。瞬間式給湯は使用時に瞬時加熱する方式となります。ヒートポンプ給湯は空気熱利用(エコキュート)する方式です。
「発電時の排熱利用」はコージェネの説明です。
設備問題は、「熱をどう作るか」を整理すると覚えやすくなります。
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02
本問は、給湯設備の詳細について問うています。
【適切】
飲用給湯方式は、飲用に適したお湯を、ガスや電気を熱源とする貯湯式給湯機を個別に設置し、その場でお湯を沸かしてに直接利用する方式です。
オフィスや学校の給湯室などで、飲料水用のお湯を供給するため、局所的な給湯器を使用します。
メリット:貯湯槽がないため、衛生的。使いたい時だけ沸かすため、省エネ効果が期待できる。
デメリット: 基本的に熱湯を出すことに特化しているため、ぬるま湯を大量に使う用途には不向き。
【適切】
中央(セントラル)給湯方式は、機械室などに熱源機器(ボイラー)、貯湯タンク、循環ポンプを設け、温水を建物全体に供給する方式です。
メリット:個別給湯器が不要で省スペース、メンテナンスが管理会社主導で行われるケースが多い。大容量のボイラーで供給されるため、お湯切れのリスクが低い。
デメリット:建物全体の給湯設備が故障すると、全戸で給湯が止まるリスクがある。
使用量に関わらず基本料金や水道光熱費が均等負担になる場合がある。
【適切】
瞬間式給湯機は、キッチンなどの蛇口に直接設置し、水栓を開くと給湯機内の熱交換器に通水し、ガスバーナーで加熱することによってその場でお湯を作る小型のガス機器です。
メリット:貯湯タンクがないため、必要なお湯を連続して使用可能。小型で本体が小さく、壁掛け設置も可能。
デメリット:湯温が不安定で冬場に水温が低いと、一度に大量のお湯を安定して出すのが難しい。
【不適切】
ヒートポンプ給湯機(エコキュートなど)は、電気と同時に発生する熱ではなく、空気中の熱を汲み上げて給湯に利用するシステムです。
電気と同時に発生する熱(排熱)を回収し、給湯に利用するのは、主に家庭用燃料電池(エネファームなど)です。
給湯設備は、出題が多い傾向にあり、各給湯設備の特徴を理解しておきましょう。
ヒートポンプ給湯機と家庭用燃料電池のそれぞれの詳細は覚えましょう。
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03
本問は、建物に設置される給湯設備の種類や仕組みに関する問題です。
各給湯方式の特徴や、給湯機の加熱の仕組みを中心に整理していきましょう。
適切
この選択肢が言っていることは、
お茶を飲んだりするための「飲用給湯方式」は、ガスや電気でお湯を沸かして貯めておく機械を、お湯が必要な場所(給湯室など)に個別に設置する方式だと言っています。
【ここがポイント】
見るべきポイントは、「飲用給湯方式は」「貯湯式給湯機を必要箇所に個別に設置する方式である」としている部分です。
【解説】
給湯方式には、建物全体でお湯を作る「中央式」と、必要な場所でそれぞれお湯を作る「局所式」があります。そのうち、オフィスやアパートの共用部などで、お茶を飲むなどの目的でお湯を供給する「飲用給湯方式」は、必要な場所(給湯室など)に電気やガスを熱源とした小型の貯湯式給湯機(電気ポットや小型湯沸かし器)を個別に設置するのが一般的です。この内容で問題ないため、適切な記述です。
【覚えておきたいポイント】
・飲用給湯方式は、必要な場所に個別に貯湯式給湯機を設置する局所式の一つである
適切
この選択肢が言っていることは、
「中央(セントラル)給湯方式」というものは、熱源を作る機械やお湯を貯めるタンク、お湯を循環させるポンプを1箇所にまとめて設置し、そこから建物の各部屋にお湯を送る方式だと言っています。
【ここがポイント】
見るべきポイントは、「中央(セントラル)給湯方式は、熱源機器、貯湯タンク、循環ポンプを設け、建物各所へ供給する方式である」としている部分です。
【解説】
中央(セントラル)給湯方式は、建物の機械室などにボイラー(熱源機器)や貯湯タンクを集中的に設置し、そこで作った大量のお湯を、循環ポンプを使って配管を通し、建物の各所(各住戸や各階など)に供給するシステムです。ホテルや大規模な病院、一部の高級マンションなどで採用されています。この取扱いで問題ないため、適切な記述です。
【覚えておきたいポイント】
・中央(セントラル)給湯方式は、1箇所でお湯を作り建物全体に供給する方式である
・熱源機器、貯湯タンク、循環ポンプなどが用いられる
適切
この選択肢が言っていることは、
「瞬間式給湯機」というものは、機械の中にある熱交換器に水を流し込み、それをガスバーナーの火で直接温めることで、水が通った瞬間にすぐにお湯にして供給する仕組みであると言っています。
【ここがポイント】
見るべきポイントは、「瞬間式給湯機は」「ガスバーナーで加熱することによって機器に取り込んだ水を直ちに湯として供給する構造となっている」としている部分です。
【解説】
ガス給湯機には大きく分けて「貯湯式」と「瞬間式」があります。瞬間式給湯機は、蛇口をひねって水が流れると同時にガスバーナーが点火し、熱交換器という細い管の中を通る水を瞬時に加熱して、すぐにお湯として供給する構造になっています。一般的な家庭で広く使われている方式です。この仕組みで問題ないため、適切な記述です。
【覚えておきたいポイント】
・瞬間式給湯機は、水が流れると同時に加熱してすぐにお湯を作る仕組みである
・お湯を貯めておくタンクは不要である
不適切
この選択肢が言っていることは、
「ヒートポンプ給湯機」というものは、電気を作るときに一緒に出る熱(排熱)を集めて、それをお湯を沸かすために利用するシステムであると言っています。
【ここがポイント】
見るべきポイントは、「電気と同時に発生する熱を回収し、給湯に利用するシステムである」としている部分です。
【解説】
電気(発電)と同時に発生する排熱を回収して給湯などに利用するシステムのことは、「コージェネレーションシステム(エネファームなど)」と呼びます。一方、「ヒートポンプ給湯機(エコキュートなど)」は、屋外の空気中にある熱(大気熱)を取り込み、その熱を電気の力で圧縮して高温にし、その熱を利用して水を温めるシステムです。コージェネレーションシステムの説明になっているため、この記述は不適切です。
【覚えておきたいポイント】
・電気と同時に発生する熱を利用するのは「コージェネレーションシステム」である
・ヒートポンプ給湯機は、空気中の熱(大気熱)を利用してお湯を沸かすシステムである
本問では、給湯設備の各種方式と仕組みの違いが重要なポイントです。
・飲用給湯方式は必要箇所に個別に設置する(局所式)
・中央給湯方式は1箇所で作ったお湯を建物全体に送る(中央式)
・瞬間式給湯機は水が通る瞬間に加熱してお湯を作る
・ヒートポンプ給湯機は空気中の大気熱を利用してお湯を作る
・電気と同時に発生する熱を利用するのはコージェネレーションシステムである
このように、各給湯設備がどのような仕組みでお湯を作っているのかを正しく理解しておくことが大切です。
参考・参照文献
・環境省『ノンフロン・低GWP型冷媒を使用した高効率ヒートポンプ給湯機の導入』
・資源エネルギー庁『コジェネについて』
・経済産業省『ガス事業法の運用及び解釈について(ガス用品関係)』
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