賃貸不動産経営管理士 過去問
令和7年度(2025年)
問37 (維持保全 問3)
問題文
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問題
賃貸不動産経営管理士試験 令和7年度(2025年) 問37(維持保全 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
- 雨水以外の漏水は、賃借人の過失や不注意を除けば、給水配管や排水配管からの漏水の他、給水管の保温不足による結露に起因する漏水などが考えられる。
- 配管からの漏水の場合、パイプシャフト内の配管や室内に露出している部分に漏水箇所が発見できなければ、床下やスラブの埋設配管、壁の内側に隠れた配管等からの漏水を疑う必要がある。
- マンション等の場合、漏水の発生源は被害の生じた部屋の上階が多いことから、給水管を漏水の原因として調査する場合、上階の水栓をすべて閉め、給水メーターの動きを見ることで判断できる。
- 室内のキッチンの多くは防水されているので、流し台の排水ホースが外れたとしても、下階へ水漏れを起こすことはほぼない。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、住宅における漏水の原因や調査方法についての基本知識を問う問題です。漏水は、給排水管の破損、結露、排水設備不良、上階からの水漏れなど、さまざまな原因で発生します。特に、キッチンや浴室周辺の漏水は賃貸住宅管理実務でも重要です。
漏水は、給排水管の損傷だけでなく、保温不足による結露水が原因となる場合もあります。
漏水箇所が見当たらない場合には、見えない部分の埋設配管等を疑う必要があります。
すべての水栓を閉めた状態でも給水メーターが回っている場合、どこかで漏水している可能性があります。漏水調査の基本的な方法の一つです。
一般的な住宅のキッチンは、浴室のような完全防水構造ではありません。そのため、排水ホース外れ等によって大量の水が漏れると、下階漏水につながる可能性があります。
住宅の漏水は、給排水管や結露などさまざまな原因で発生します。また、キッチンは完全防水ではないため、排水ホースの外れなどによって下階漏水が発生することがあります。
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02
本問は、住宅内で漏水が発生した場合の、原因や漏水箇所を特定する方法についてを問うています。
【適切】
漏水の原因は様々であり、雨水、入居者の故意・過失の他、配管の老朽化、外部からの衝撃、接続部分の劣化等があります。
本問の給・排水配管の漏水他、給水管の保湿不足などの結露の発生なども、漏水が起こりうる原因です。
【適切】
配管からの漏水の場合、本問のような目視できる箇所の漏水がなければ、床下や埋設配管、隠蔽配管等のからの漏水が原因の可能性があり、本問は正しいと言えます。
【適切】
マンションでの階下漏水の場合は、上階が原因の場合が多いです。
まず、上階の部屋の給水管の水栓を全て閉め、給水メーターが動いているかを確認が必要です。本問は正しいと言えます。
【不適切】
室内キッチンの床は多くは防水されていません。
流し台の排水ホースが外れたら、床の隙間から階下漏水が起こることも十分考えられます。
排水ホースが外れたら、すぐ止水栓を閉じ、業者手配が必要です。
実務に近い事案なのでイメージしやすいかと思います。
室内のキッチンの多くは防水されている~、の箇所は日常を考えても不適切とわかりやすいので、漏水箇所の特定の方法や適切な対応方法などは、全体の流れをイメージしましょう。
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03
本問は、住宅の室内に発生する漏水トラブルの原因や調査方法に関する問題です。
漏水が起きたときに考えられる原因や、漏水箇所を特定するための基本的な手順を中心に整理していきましょう。
適切
この選択肢が言っていることは、
雨以外の原因で室内で水漏れが起きた場合、入居者の使い方が悪かった場合を除くと、水を送る管や排水する管からの水漏れのほかに、管の温度差でできる結露が原因になることもあると言っています。
【ここがポイント】
見るべきポイントは、「給水配管や排水配管からの漏水の他、給水管の保温不足による結露に起因する漏水などが考えられる」としている部分です。
【解説】
室内での漏水の原因は多岐にわたります。配管自体の経年劣化による破損や接続部の緩みによる漏水のほか、給水管の保温措置が不十分なために結露が発生し、それが水滴となって漏水のように見える(あるいは実際に被害を及ぼす)こともあります。 この取扱いで問題ないため、適切な記述です。
【覚えておきたいポイント】
・漏水の原因には配管からの漏れだけでなく、配管の結露もある
適切
この選択肢が言っていることは、
配管からの水漏れを探すとき、目に見える場所(パイプスペースやむき出しの管など)に水漏れが見つからなければ、床下やコンクリートの中、壁の裏側に隠れている配管から水が漏れている可能性を疑う必要があると言っています。
【ここがポイント】
見るべきポイントは、「床下やスラブの埋設配管、壁の内側に隠れた配管等からの漏水を疑う必要がある」としている部分です。
【解説】
マンションなどの配管は、美観やスペースの都合上、床下やコンクリートスラブの内部、壁の裏側など見えない場所に設置されている「隠ぺい配管」が多くあります。目視できる部分に異常がなければ、隠れた部分での漏水を調査する必要があります。 この内容で問題ないため、適切な記述です。
【覚えておきたいポイント】
・目視できる部分に漏水がなければ、壁の裏や床下の隠れた配管を疑う必要がある
適切
この選択肢が言っていることは、
マンションで水漏れがあったとき、上の階から漏れていることが多いので、上の階の部屋の水道の蛇口を全部閉めた状態で水道メーターが回っているかを確認すれば、給水管から水が漏れているかどうかがわかると言っています。
【ここがポイント】
見るべきポイントは、「上階の水栓をすべて閉め、給水メーターの動きを見ることで判断できる」としている部分です。
【解説】
給水管(水やお湯を送る管)から漏水している場合、室内のすべての水栓(蛇口)を閉めて水を使っていない状態にしても、水道メーターのパイロット(コマのような部品)が回転し続けます。これにより、給水管のどこかで水が漏れていることを簡易的に判断することができます。 この調査方法で問題ないため、適切な記述です。
【覚えておきたいポイント】
・室内の水をすべて止めて水道メーターが動いていれば、給水管からの漏水が疑われる
不適切
この選択肢が言っていることは、
室内のキッチンは水を通さないように防水加工されていることが多いので、もし流し台の排水ホースが外れて水がこぼれてしまっても、下の階まで水漏れしてしまうことはほとんどないと言っています。
【ここがポイント】
見るべきポイントは、「キッチンの多くは防水されているので」「下階へ水漏れを起こすことはほぼない」としている部分です。
【解説】
一般的な住宅の室内の床(キッチンや洗面所など)は、浴室を除き、床全体に本格的な防水工事(防水パンや防水層の施工など)が施されているわけではありません。そのため、キッチンの流し台の排水ホースが外れて床に大量の水がこぼれた場合、床材の隙間などから水が建物の内部に浸透し、下階へ水漏れを引き起こす可能性が十分にあります。 下階へ水漏れを起こすことはほぼないとしているため、この記述は不適切です。
【覚えておきたいポイント】
・一般的なキッチンの床には本格的な防水加工はされていない
・排水ホースが外れて水がこぼれると、下階へ漏水する可能性が高い
本問では、漏水トラブルの原因と調査方法、そして建物の構造上の特徴が重要なポイントです。
・漏水の原因には配管自体の不具合だけでなく、結露などもある
・目に見えない隠ぺい配管からの漏水を疑うことも重要である
・すべての水栓を閉めて水道メーターを確認することで給水管の漏水調査ができる
・一般的なキッチンの床は防水されていないため、水がこぼれると下階へ漏水しやすい
このように、漏水トラブルが起きた際の適切な調査方法や建物の構造を正しく理解しておくことが大切です。
参考・参照文献
・東京都水道局『漏水は早期発見・早期修繕を!』「水道メータによる漏水チェック」
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