賃貸不動産経営管理士 過去問
令和7年度(2025年)
問35 (維持保全 問1)

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問題

賃貸不動産経営管理士試験 令和7年度(2025年) 問35(維持保全 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

建物の構造に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。
  • プレハブ工法は、規格化された部材を組み合わせるため、設計の自由度が高い。
  • 鉄筋コンクリート造は、中低層の建物に多く利用されているが、現在は、高層の建物でも採用されている。
  • 鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄筋コンクリート造に鉄骨部材を内包した構造で、鉄筋コンクリート造よりも耐震性に優れている。
  • 鉄骨造は、鋼材の加工性が良く、施工工期が短く、省力化が可能である。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、代表的な建物構造や工法の特徴について理解しているかを問う問題です。

それぞれの構造について、強度、耐震性、工期、設計自由度などの特徴を整理して覚えることが重要です。

選択肢1. プレハブ工法は、規格化された部材を組み合わせるため、設計の自由度が高い。

プレハブ工法は、工場であらかじめ規格化された部材を生産し、現場で組み立てる工法です。そのため、品質が安定し工期短縮が可能というメリットがありますが、規格化された部材を使用するため、設計の自由度は比較的低くなります。

選択肢2. 鉄筋コンクリート造は、中低層の建物に多く利用されているが、現在は、高層の建物でも採用されている。

鉄筋コンクリート造(RC造)は、耐火性・耐久性・遮音性に優れており、中低層建築物に広く利用されています。また、近年は高強度コンクリート等の技術進歩により、高層建築物にも採用されています。

選択肢3. 鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄筋コンクリート造に鉄骨部材を内包した構造で、鉄筋コンクリート造よりも耐震性に優れている。

鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)は、RC造の内部に鉄骨を組み込んだ構造であり、RC造より強度・耐震性に優れています。

選択肢4. 鉄骨造は、鋼材の加工性が良く、施工工期が短く、省力化が可能である。

鉄骨造(S造)は、工場加工された鋼材を現場で組み立てるため、施工が比較的容易で工期短縮や省力化が可能です。

まとめ

プレハブ工法は、規格化された部材を使用するため、工期短縮や品質安定のメリットがある一方、設計自由度は低くなります。

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02

本問は建物の構造についての問題です。

選択肢1. プレハブ工法は、規格化された部材を組み合わせるため、設計の自由度が高い。

【不適切】

記述は不適切です。

プレハブ工法は、現場などで部材の組み立てを行う工法です。

メリットとして、設計の自由度が低いことや、コストが安価なこと、工期が短縮でき省力化ができます。

デメリットとして、部材を組み合わせるため、設計の自由度が低いことが挙げられます。

選択肢2. 鉄筋コンクリート造は、中低層の建物に多く利用されているが、現在は、高層の建物でも採用されている。

【適切】

記述は適切です。

引っ張る力に強い鉄筋と、圧縮に強いコンクリートを組み合わせた構造で、メリットとして、耐久・耐火・遮音性に優れています。

また、鉄筋コンクリートを材料としているので、自由な形や面的な構造が比較的容易にできます。

デメリットとして、木造や鉄骨造に比べて建築費が高く、工期も長くなる傾向があります。

中低層の建物に多く利用されていますが、現在は、高層の建物でも採用されています。

選択肢3. 鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄筋コンクリート造に鉄骨部材を内包した構造で、鉄筋コンクリート造よりも耐震性に優れている。

【適切】

記述は適切です。

鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄骨の周囲に鉄筋を組み、コンクリートを流し込んだ構造です。

鉄筋コンクリートの強度を更に高めた建築構造です。

 

メリットは、鉄筋コンクリートより耐震性・耐火性・防音性に優れているため、高層で大規模な建物に適しています。主にタワーマンションや高層ビルに採用されます。

 

デメリットとして、鉄筋コンクリート造よりもさらに建築コストが高く、工期が非常に長いです。家賃が高めに設定されているケースもあります。

選択肢4. 鉄骨造は、鋼材の加工性が良く、施工工期が短く、省力化が可能である。

【適切】

記述は適切です。

鉄骨造は、メリットとして鋼材の加工性がよく、施工工期が短く、省力化が可能です。鉄のしなやかさにより、地震の振動を吸収・分散し、倒壊しにくい点が挙げられます。軽量鉄骨造と重量鉄骨造に分かれており、一般的な2〜3階建てのアパートや住宅や4階〜5階建て以上のマンションや商業ビルに採用されています。

デメリットとして、風、地震等による揺れの影響を受けやすく、振動などの揺れ対策が必要です。断熱・防音性が鉄筋コンクリートに比べ劣ります。

まとめ

建物の構造の問題は、毎年出題されているので本問出題の建物構造は必ず覚えましょう。

ただ暗記するだけでは、違った問題の際にひっかかりやすいので、何にどのように優れているのか等、理解できるまで仕上げましょう。

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03

本問は、建物の構造や工法に関する基本的な特徴を問う問題です。

それぞれの構造(プレハブ工法、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造)のメリット・デメリットを中心に整理していきましょう。


 

選択肢1. プレハブ工法は、規格化された部材を組み合わせるため、設計の自由度が高い。

不適切

この選択肢が言っていることは、

あらかじめ工場で作った規格化された部品を現場で組み立てる「プレハブ工法」は、部品を組み合わせるだけなので、設計の自由度が高く、自分の好きなように自由に設計しやすいと言っています。

【ここがポイント】

見るべきポイントは、「規格化された部材を組み合わせるため、設計の自由度が高い」としている部分です。

【解説】

プレハブ工法は、工場で大量生産された決まった規格の部材を使って現場で組み立てる工法です。品質が安定しており、工期も短く済むというメリットがあります。しかし、あらかじめ決まった規格の部材を使用するため、複雑な形状への対応や間取りの細かな変更などが難しく、設計の自由度は低くなります。設計の自由度が高いとしているため、この記述は不適切です。

【覚えておきたいポイント】

・プレハブ工法は規格化された部材を使うため品質が安定し工期が短い

・規格化されているため、設計の自由度は低い


 

選択肢2. 鉄筋コンクリート造は、中低層の建物に多く利用されているが、現在は、高層の建物でも採用されている。

適切

この選択肢が言っていることは、

コンクリートの中に鉄筋を入れた「鉄筋コンクリート造(RC造)」は、これまで中低層の建物によく使われていたが、現在では技術が進んで高層の建物にも使われるようになっていると言っています。

【ここがポイント】

見るべきポイントは、「現在は、高層の建物でも採用されている」としている部分です。

【解説】

鉄筋コンクリート造(RC造)は、圧縮に強いコンクリートと引張りに強い鉄筋を組み合わせた構造です。以前は建物の重量が重くなるため中低層の建物に多く用いられていましたが、現在では高強度のコンクリートや鉄筋が開発されたことにより、高層マンションなどの高層の建物でも広く採用されています。この内容で問題ないため、適切な記述です。

【覚えておきたいポイント】

・鉄筋コンクリート造は中低層から高層の建物まで広く採用されている

・高強度材料の開発により高層化が可能になった


 

選択肢3. 鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄筋コンクリート造に鉄骨部材を内包した構造で、鉄筋コンクリート造よりも耐震性に優れている。

適切

この選択肢が言っていることは、

鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)は、鉄骨の骨組みの周りに鉄筋を組み、さらにコンクリートで固めた構造であり、普通の鉄筋コンクリート造(RC造)よりも地震に強いと言っています。

【ここがポイント】

見るべきポイントは、鉄筋コンクリート造に鉄骨部材を内包した構造で、鉄筋コンクリート造よりも耐震性に優れている」としている部分です。

【解説】

鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)は、鉄骨の柱や梁の周りに鉄筋を配置し、そこにコンクリートを打ち込んで造る構造です。鉄骨のしなやかさと、鉄筋コンクリートの強度・耐火性を兼ね備えているため、通常の鉄筋コンクリート造(RC造)よりもさらに耐震性や耐久性に優れています。この内容で問題ないため、適切な記述です。

【覚えておきたいポイント】

・鉄骨鉄筋コンクリート造は鉄骨と鉄筋コンクリートを組み合わせた構造である

・鉄筋コンクリート造よりもさらに耐震性に優れている


 

選択肢4. 鉄骨造は、鋼材の加工性が良く、施工工期が短く、省力化が可能である。

適切

この選択肢が言っていることは、

鉄の部材を組み立てて造る「鉄骨造(S造)」は、材料である鉄が加工しやすく、現場での組み立てが中心になるため工事の期間が短くて済み、現場での作業の手間も減らせると言っています。

【ここがポイント】

見るべきポイントは、「鋼材の加工性が良く、施工工期が短く、省力化が可能である」としている部分です。

【解説】

鉄骨造(S造)は、柱や梁に鉄骨(鋼材)を使用する構造です。鋼材はしなやかで加工性が良いという特徴を持っています。また、あらかじめ工場で加工してから現場に運び、ボルトや溶接で組み立てるため、現場での作業負担が減り(省力化)、施工工期を短くすることができます。この内容で問題ないため、適切な記述です。

【覚えておきたいポイント】

・鉄骨造は工場で加工した部材を現場で組み立てるため工期が短い

・現場での作業が減るため省力化が可能である


 

まとめ

本問では、建物の各種構造・工法に関するそれぞれの特徴が重要なポイントです。

・プレハブ工法は品質が安定し工期は短いが、設計の自由度は低い

・鉄筋コンクリート造(RC造)は現在では高層建築物にも採用されている

・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)はRC造よりもさらに耐震性に優れている

・鉄骨造(S造)は加工性が良く、工期短縮や省力化が可能である

このように、各構造の特徴やメリット・デメリットを正しく理解しておくことが大切です。

 

 

参考・参照文献

e-Gov法令検索(デジタル庁)『建築基準法施行令』構造耐力・建築物の構造に関する部分


 

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